意味解説
1.社内ネットワークや企業環境での通信制御
専門家向け解説
企業や組織のネットワーク環境において、内部端末からの外部アクセスを一元的に中継・管理するサーバーまたは仕組みを指す。管理者はプロキシを通じて特定サイトへのアクセスを制限したり、通信ログを記録したりできる。また、一度取得したWebページのデータをキャッシュし、再アクセス時の通信量と応答時間を削減する効果もある。 Webディレクターの実務では、クライアント企業の社内プロキシが原因で社外のWebサービスや制作会社のステージング環境に接続できないケースが発生することがある。確認・テスト作業の前に、クライアント環境のプロキシ設定の有無を確認しておくことがトラブル防止につながる。
クライアント向け説明
会社のネットワークには、インターネットへの接続を一括管理する「プロキシ」という仕組みが入っていることがあります。これが原因で、外部のWebサイトや制作途中のページが閲覧できない場合があるため、確認作業の際は事前にご共有いただけると助かります。
2.Web開発・インフラにおけるリバースプロキシ
専門家向け解説
サーバー側に設置し、外部からのリクエストを受け取って内部の複数サーバーに振り分ける構成を「リバースプロキシ」と呼ぶ。前述のフォワードプロキシとは向きが逆で、クライアントからは単一のサーバーに見える点が特徴である。 代表的な実装としては、WebサーバーソフトのNginxや、負荷分散に特化したHAProxyが挙げられる。また近年では、CloudflareなどのCDNや、AWS ALBに代表されるクラウドのマネージドロードバランサーも、実質的にリバースプロキシとして機能している。これらはSSL終端・負荷分散・キャッシュ処理などを担う役割を果たす。 大規模サイトやAPIを介したシステム連携では一般的な構成であるため、エンジニアと仕様を確認する際にこの概念を把握しておくと、インフラ設計の議論に参加しやすくなる。
クライアント向け説明
Webサイトを安定・安全に動かすため、サーバーの前段に「リバースプロキシ」という中継役を置く構成があります。複数のサーバーへの振り分けや通信の暗号化処理をまとめて担う仕組みで、大きなサイトでは標準的に用いられています。
監修
庄司美雪